エイコーンキッド(エイコーンリングの08) 第3戦


2歳の6月25日に入厩して順調と思われたが脚元の状態が悪く放牧から帰った時には3歳の5月28日><。

もう、その時点で投資としては敗北だが、素質は感じるレース内容。


しかし、常に脚部不安がつきまとい、前走は突然の騎手交替など運もない。


ダートではレース内容から、勝ち上がりは厳しそうなので次走は芝1000mを検討。

出走は微妙だが、可能なら好走の期待も。


8月20日 新潟4R 3歳未勝利 芝1000mに出走想定も、フルゲート18頭のところに想定数20頭でエイコーンキッド他1頭が非抽選除外の対象馬。

やはり今週の出走は厳しそうということで出馬投票を行わず。


ということで8月28日 新潟6R 3歳未勝利 芝1000mに出馬想定も、先週中1週で出走できたということで大挙押し寄せ、フルゲート18頭のところに想定数28頭。

前走7月の馬でさえ抽選対象で、前走8月のエイコーンキッドは完全に非抽選除外対象><。

一応出馬投票してみるも、やはり非抽選除外

さて、エイコーンよ、どこに行く・・・。

9月3日 新潟6R 3歳未勝利 ダート1200mに出走想定も除外対象。

出たいのは4日の新潟6R 芝1200mだが。


9月4日 新潟6R 3歳未勝利 芝1200m 混合戦に出走!!

6分の4の抽選をくぐり抜ける。

8着/14番人気。

上がりは最速で素質の片鱗を見せるが、二の脚が遅く、勝負どころでの反応も悪い。

出走奨励金確保でめでたいが内容は完敗。

村田一誠騎手からも芝ではスピード不足でダメだのコメント><。

レース回顧と時計の分析の分析レース後の陣営のコメントを掲載。

(2011年9月7日完結)

2011年8月18日立ち上げ

●次走は新潟芝1000mを予定

 8月11日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告に次の通りです。
「先週は申し訳ありませんでした。朝のレースで怪我の具合が悪かったのだから仕方ないのでしょうが、ジョッキーサイドからキャンセルの連絡があったがエイコーンのパドックを曳いているとき。いろいろ当たろうとしても時間がなさすぎました。石橋ジョッキーは限られた中で乗ってくれましたので、ちょっと引っ張って消耗してしまう内容でしたがそれも致し方ないと思います。それ以前に、バタバタと鞍を置き換えたりしてレース前の大事な時間にストレスをかけてしまう格好になったことから、馬が力んでしまったのが終いの伸びを欠いた原因のひとつでもあったと思います。また、ここ最近かなり暑い気候が続いていて馬場は水気の少ない本当にパッサパサの状態でした。深い砂浜を走らされて空回りするような感じで、進もうという気持ちがあってもなかなか加速できなかったのでしょう。ダートがまったくダメということはありませんが、非力さがある現状を考えると、あの馬場ならばリスクはあるけれど一発勝負で芝を選ぶほうがいいのかもしれません。レース後の様子を見ているところですが、正直左前脚、背中から腰、トモと疲れがあり、ガタガタではあります。ただ、ケアをしていけば何とか持ち直して次走へ向かえるレベルだと思いますので、芝の1000mをメインに考えて調整を進めていきます。1000mとなると2週目か3週目となりますが、出馬状況にもよりますし、来週だとちょっと期間が足りない可能性もあります。おそらく3週目を狙うことになるでしょうが、来週の状況を見ながらどちらのレースへ向かうか判断していきます」(勢司師)

 ということで、新潟の芝1000mを目指すことになりました。早速8月20日の新潟4Rに出馬想定されています。

●気になる出馬想定表(8月20日 新潟4R)

出馬想定表 8月20日 新潟4R 3歳未勝利 芝1000m フルゲート18頭 想定数20頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
エイコーンキッド
エレガンテココ 太宰啓介
カチドキハル 嶋田純次
カディッシュ
クーファバステト 小野寺祐太
ケイオークラウン 大野拓弥
ゲームオブモレッタ 村田一誠
コスモアトミック
サクラスパークル
サトノヴィクトリア 平野優
スナン 北村宏司
セイユアドリーム
ソアリング 杉原誠人
ソニックフリート
トップデュタン 木幡初広
ノンパッサーレ 江田照男
バンクーバーリズム
ビヨンドトゥモロー
フォレストシーン
レモスカ 蛯名正義

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在20頭出馬想定されています。

エイコーンキッドとサクラスパークルはこのままですと非抽選の除外対象です。やはり今週の出走は厳しそうです。

●結局8月20日の新潟4Rは出馬投票せず

 結局我らが愛馬エイコーンキッドは出馬想定されていた8月20日の新潟4Rは出馬投票をしませんでした。同じ出走間隔で優先権のなかったサクラスパークルが入りましたから、エイコーンキッドが出馬投票に踏み切れば2分の1の確率で出走できたわけですが、完全に仕上げて除外ならリスクが高過ぎます。

 来週の芝1000mに出走できる補償はありませんが、やはりエイコーンの状態を考えても懸命な選択だったのではないでしょうか。

 ということで、エイコーンキッドの次走は8月28日 新潟6R 3歳未勝利 芝1000mを予定です。

これ以降は8月24日に作成

●気になる出馬想定表(8月28日 新潟6R)

出馬想定表 8月28日 新潟6R 3歳未勝利 芝1000m フルゲート18頭 想定数28頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アイティクイーン 吉田豊  8/13 未勝利 新潟芝1000
エイコーンキッド 横山和生  8/07 未勝利 新潟ダ1200 10
エスプレッソラテ  8/13 未勝利 新潟芝1000
オンワードガイア  8/13 未勝利 新潟芝1000 18 18
13 カシマホクト  7/24 未勝利 函館ダ1000 10 12
16 クリスタリン 丸山元気  7/31 未勝利 新潟ダ1200 10
サクラレインボー 小島太一  8/13 未勝利 小倉ダ1000 11 10
サトノヴィクトリア 田中勝春  8/20 未勝利 新潟芝1000
11 ショウナンカルマン  7/09 未勝利 中山芝1600 14 15
ジレイトソーニ  8/07 未勝利 新潟芝1000 14
シークスピナー 西田雄一郎  8/13 未勝利 新潟芝1000 10
スカイセルヴァ 横山義行  8/13 未勝利 新潟芝1000 10
13 ソレイユトウショウ 江田照男  7/24 未勝利 京都ダ1200 12 10
16 ダズリングスマイル 石橋脩  7/30 未勝利 新潟芝1800 12
ディープインアスク 武士沢友治  8/13 未勝利 新潟芝1000
ナンクルナイサ 坂井英光  6/26 未勝利 函館ダ1000
16 バンクーバーリズム 二本柳壮  7/31 未勝利 函館ダ1000 10
ファンキートット  7/02 未勝利 中山ダ1200 10 12
13 フォノン 大庭和弥  7/21 交流 園田ダ1400 10
プレジャーカフェ 二本柳壮  8/13 未勝利 新潟芝1000 18
ホットラッシュ 嶋田純次  8/07 未勝利 新潟芝1000
マルブツファントム  8/06 未勝利 小倉芝1200
16 ミサノグリーン  7/30 未勝利 函館芝1200 13
16 ラグランダム  7/27 交流 川崎ダ1400
ラデュレ 赤木高太郎  8/13 未勝利 新潟芝1000
12 レナキックス 杉原誠人  7/16 未勝利 新潟芝1200
ロッキーベイビー 高嶋活士  6/26 未勝利 中山芝1200 11 13
ワンステップ 小野寺祐太  7/03 未勝利 中山ダ1800 15

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在28頭出馬想定されています。

前走が7月31日以前の馬でさえ抽選対象で、エイコーンキッドのように前走が8月の馬で優先出走権のない馬は非抽選除外対象です。やはり先週50パーセントの確率で出馬投票すべきでしたか。

これ以降は8月26日に作成

●8月28日 新潟6Rに出馬投票も予想通り非抽選除外

 出馬想定通り、8月28日 新潟6Rに出馬投票も予想通り非抽選除外になり今週の出走及び芝千直への出走は叶いませんでした。

 以下は8月25日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。

「先週は金曜日に15−14くらいを行っておき、今週の追い切りは再度想定を見てから内容を決めることにしました。ただ、水曜日の想定を見るとエイコーンを含めて3節の馬は除外対象。4節で抽選だったのですが、上位が数頭やめれば抽選になる可能性が考えられたので、今朝は無理のない程度に坂路でサッと動かしています。時計は遅いですが、やりすぎて歩様の悪さを招いてしまうことがいちばんやってはいけないことですから、今朝の調教はこれで問題ありません。何とか可能性を信じて1000m戦に投票しましたが、残念ながら出走とはなりませんでした。直線1000mという特殊なコースだから狙ってくる頭数が通常のレースより少ないと睨んでいただけにかなり痛手です。おそらく来週組まれている芝1200mだと今週以上に混むことが予想されますから、来週の新潟ダート1200mへ向かうかスーパー未勝利戦に備える形になると思います」(勢司師)28日の新潟競馬(3歳未勝利・芝1000m)に出馬投票を行いましたが、残念ながら非抽選除外となりました。今のところ来週以降のレースへ向けて調整を行っていきます。

 ということで、以前力不足だとはっきり言ったダート1200m戦か或いはスーパー未勝利戦直行という1度しか挑戦出来ない危険なパターンのどちらも地獄という選択肢しか残されていません。

 芝千直最終週はそりゃ混雑するでしょう。どうしても千直に出たい馬が集結しますし。勢司和浩調教師、読みが甘かったとしか言いようがありません。

●追い切り情報(2011年8月28日更新)

前走前 8月4日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.4
3F 38.5
2F 24.8
1F 12.4



8月18日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.8
3F 45.4
2F 30.0
1F 14.9


8月25日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.9
3F 43.7
2F 28.6
1F 14.1


8月28日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.3
3F 42.4
2F 28.6
1F 14.3
 8月18日、15−15で追い切られました。以下は本日(8月18日)更新されたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。
「先週は様子見をしていましたが、最初の2〜3日はさすがにガクッと来て疲れが目立っていました。しかし、その後は何とか持ち直してくれましたのでこれなら次へ向かえそうです。今週のレースに入るようならば木曜日に追い切るつもりだったのですが、想定を見ると除外対象だったので、今朝も15−15程度で速い時計は出していません。使って間もないですし、追い切りばかりをムダにやると逆にバテてしまいますからね。今週の状況と同じならば3週目の1000mは何とか入りそうな気もしますので、来週のレースに備えて明日から週末にかけてのどこかのタイミングで軽く時計を出し、来週追い切って競馬という調整を行おうと考えているところです」(勢司師)
 ということで、除外を見越して強く追わなかったということですね。来週上手く出走出来るといいのですが・・・。

 8月25日、除外の可能性があり軽めに調整されています。結局今週は除外でしたし、目一杯仕上げなくて正解でした。

 8月28日、出走に向け調整されています。果たして9月第1週に出走するのでしょうか。流動的でなんともよくわかりませんね。

これ以降は9月3日に作成

●気になる出馬想定表(9月3日 新潟6R)

 我らが愛馬エイコーンキッドはダートは非力に為に芝の方が良いと前走後騎手から進言された為に芝の1000mのレースを目標にしましたが、先週目標のレースで除外。

 仕方なく条件の合わないであろうダート1200mに矛先を変えましたが、ここも通常の未勝利戦最終週ということで出走したい馬が殺到。特にすでに6戦以上している馬にとっては優先権がなければ来週からのスーパー未勝利戦に出走することはできず、引退濃厚となってしまうことから、最終週は除外覚悟で出馬投票してくる馬も多く、非常に混み合います。

 そういったことから、エイコーンキッドが出馬想定されている9月3日 新潟6R ダート1200mもフルゲート15頭のところに28頭が出馬想定されており、このままですと除外確実です。


 以下は8月31日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。

「先週の競馬に使いたい気持ちが強かっただけに残念ですし、申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、幸いにも馬は頑張ってくれていますから、しっかり気持ちを切り替えて次走へ向けての調整を行っています。肉体的な疲れは正直ありますが、気持ちの部分はいいので、何とかいい形でレースへ向かえるようにしたいですね。先週お話したように、芝のレースへ向かうには直線1000mだから可能性を考えられたというのは否めず、今週の1200mだとほぼ難しいと思われますが、想定を見るともしかしたら可能性があるかもしれません。現状では入る可能性がやや高めですが、他から移動してくる馬もいることでしょう。それはダート1200mのレースにも言えることなので、ギリギリまで見ていずれかのレースへ投票できればと考えています。追い切りは今朝坂路で行っていて、3ハロン41秒くらい。動きは悪くないですから、あとは思惑通り出られるかどうかですね」(勢司師)出馬状況次第ですが、今のところ9月4日の新潟競馬(3歳未勝利・芝1200m)に出走を予定しています。

 ということで、出馬想定はダート1200mですが、勢司和浩師は芝の1200mに目を向けられております。しかも、想定表ですと抽選対象で引っかかる確率はかなりあります。

●出馬確定表

出馬確定表 9月4日 新潟6R 3歳未勝利 芝1200m 混合戦 全17頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アサクサアクセル 福永祐一  8/07 未勝利 新潟芝1000 10 11
アトミックハート 嶋田純次  7/17 未勝利 新潟芝1800 15 18 12 13
アランドザワールド 藤岡康太  8/27 未勝利 小倉芝1200 10
エイコーンキッド 村田一誠  8/07 未勝利 新潟ダ1200 10 10
クローズホールド 田辺裕信  7/31 未勝利 新潟ダ1200 11
サーストンサラ 柴山雄一  7/02 未勝利 中山芝1600 15 14
ダイワスペシャル 北村宏司  4/24 未勝利 東京芝2000 10 10
ダズリングスマイル 石橋脩  7/30 未勝利 新潟芝1800 12 11
ディープインアスク 蛯名正義  8/28 未勝利 新潟芝1000 13
ドクターモーガル 柴田善臣  8/07 未勝利 新潟ダ1200 14 12 15
ノンパッサーレ 江田照男  8/20 未勝利 新潟芝1000
バシマイシン 杉原誠人  7/31 未勝利 函館ダ1000 10 13 16
ブラックエスパー 西田雄一郎  7/30 未勝利 函館芝1200 10 12 11
マックスファイヤー 木幡初広  8/07 未勝利 新潟芝1000 10 11 12
マラゲーニャ 吉田豊  6/25 未勝利 中山ダ1200 14 14
マルブツファイト 佐藤哲三  8/13 未勝利 小倉芝1200
ムーンオンブッシュ 中舘英二  8/27 未勝利 新潟ダ1200
ロックフェス 大庭和弥  7/09 未勝利 中山ダ1800 13 12 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

結局6分の4の抽選を見事にくぐり抜け、出走に至りました!!

確定後、ロックフェスが左前踏創の為に出走を取り消しました(9月3日)。

●新潟芝1200mコース解説

 スタート地点は向正面の直線の入り口。内回りコースを使用で3コーナーまでの直線は448m、最後の直線は359m。直線部分はともに十分距離があり、枠順の有利・不利もほとんどない。
 馬の力がストレートに出やすい癖のないコースなので、穏やかな決着になりやすい。もっとも、この条件は下級クラスで組まれていることが多いので、そのあたりも影響しているのかもしれない。
 脚質的には極端な追い込み以外は、特に問題ない。結局は流れ次第で、前残りもあれば差し差しの決着になることも。ただし、開催が進んで多少芝が傷んできても、構わずラチ沿いの最短距離を走る方がいい。先行馬でもそれで押し切れる。他場のローカルの1200mに比べて、極端な差し馬場にはなりにくく、距離ロスを覚悟で大外に振るのはあまり得策ではない。ジョッキーのコース取りもポイントになってくる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 追い込み以外
ポイント 能力重視、コース取り
種牡馬ベスト サクラバクシンオーが断トツ、フジキセキ
連対騎手ベスト 後藤浩輝、柴田善臣、吉田隼人、中舘英二、田中勝春
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分10秒7 1分10秒5 1分10秒7
2歳未勝利 1分10秒5
2歳オープン 1分09秒2
3歳未出走 1分09秒7
3歳未勝利 1分10秒0 1分10秒5 1分11秒1 1分10秒2
3歳500万 1分10秒2
古馬500万 1分09秒3 1分09秒7
古馬1000万 1分08秒5 1分10秒0
古馬オープン 1分07秒7

●騎手は村田一誠騎手 ほっさん評価「C」

 今回のエイコーンキッドの鞍上は私ほっさん愛馬としては初めての村田一誠騎手です。騎乗馬に恵まれないものの、なかなかいい騎手だという印象です。

 特に愛馬チャーミングシチーが藤岡康太騎手を配し、私も自信のあった2010年3月14日の中京ダート1700m戦では村田一誠騎手はレアメタル号に騎乗し優勝(6番人気)。チャーミングシチーは2着で惜しくも勝利を逃しました(9番人気)。しかも屈腱炎発症で、チャーミングシチーはそのレースを最後に引退しました。

 この時も上手い騎乗だなぁと思いましたし、地味ながらいい印象の騎手です。


 2011年9月2日現在、中央通算336勝、勝率4.9パーセント、連対率10.6パーセント。騎乗馬に恵まれてないとはいえ、イマイチの数字である。重賞は5勝だが、11番人気、13番人気、2番人気、11番人気、5番人気と人気薄手来ることが多い。逆に人気馬になると結果を残せていないと言える。GTは未勝利。

 昨年(2010年)は中央16勝、勝率3.3パーセント。今年はここまで292戦し11勝、勝率3.8パーセントと少し通算成績よりも落ちて来ているところが気になります。それでも毎年二桁は勝ち星を挙げています。


 村田 一誠(むらた いっせい)は1978年12月20日生まれの32歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している15年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。

 1997年に美浦の松永勇厩舎所属騎手としてデビュー。同期には武幸四郎、勝浦正樹、松田大作、武士沢友治、押田純子らがいる。

 1年目こそ9勝に終わるも、2年目以降は勝利数2桁を毎年維持。2002年には自己最高となる45勝をマークし、関東の中堅クラスとして毎年堅実に成績を残している。

 重賞競走への初騎乗は1999年。

 2001年にはNHKマイルカップでグラスエイコウオーでの2着(勝ち馬はクロフネ)を含め2着3回を記録。5月20日に通算100勝を達成。1位入線馬の降着による繰り上がりであった。

 2002年にはJRA重賞に先立ち地方交流重賞のエーデルワイス賞をトーセンリリーで制している。

 2003年の8月にフリーに転身。

 上位人気馬への騎乗もあった中、JRA重賞未勝利が続いていたが、2007年通算127回目の重賞レース騎乗となった根岸ステークスをビッググラスで制しデビュー11年目でのJRA重賞初勝利を達成、この年さらに2つの重賞勝ちを収めている。

 2009年8月8日、通算300勝を達成。


 野球選手のイチローのように、登録名を「イッセー」にしようと考えたが却下された。

 ブログにて、外国人騎手を「腕もないのにいい馬だけには乗せてもらえるヘタクソ」などと放言・罵倒し炎上。ブログはその後「本人の意向」を理由に休止されている。


 「2002年の45勝がキャリア最多で、以降は年に20勝前後。本開催でも裏開催でも騎乗しており、走らない馬に多く乗るので連対率は低い。ちなみに2009年も2010年の前半も騎乗馬の平均人気が10番人気を超えている。追いに入ってからの馬の伸ばし方は悪くない。自在に馬を操っているという印象はなく、馬群で折り合いをつけようとすると詰まって引くケースが見られる。2010年に抱えているオープン級は鹿戸雄一厩舎のスマートステージ。モタれる面があって乗り難しい馬だが、馬具を工夫するなどして目黒記念で4着まで持ってきた。ひょうきんな面があり、基本的に前向き。コメントは強気なものが多く、額面通りに受け取らない方が良いかもしれない。コース別では福島と新潟(出身地)で数字が良く、東京都中山でも年にいくつかは勝っている。厩舎別で目立って成績の良いところはない。新潟の直線1000m戦で2007年以降に単勝2700円、4810円、7710円、3380円、6580円と高配当を連発しており、このポイントは見逃せない。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
マルブツファイト
アサクサアクセル
ディープインアスク △△
マックスファイヤー
マラゲーニャ
アランドザワールド
エイコーンキッド
ムーンオンブッシュ △△ △△ △△
ダズリングスマイル
ノンパッサーレ
クローズホールド
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
マルブツファイト 3.8
アランドザワールド 4.3
アサクサアクセル 7.4
ムーンオンブッシュ 7.4
ダズリングスマイル 7.7
ディープアスク 10.3
中  略
ドクターモーガル 33.4
ブラックエスパー 39.9
エイコーンキッド 41.2
サーストンサラ 45.8
アトミックハート 47.5
ロツクフェス 49.4
バシマイシン 50倍以上



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エイコーンキッド 34 24 34
アランドザワールド 78 48 63 78


デイリー馬三郎

予想印

◎ アランドザワールド
○ マルブツファイト
▲ ダイワスペシャル

以下省略

エイコーンキッドは無印


見解

 「アランドザワールドの前走は、好時計で押し切った勝ち馬が一枚上手。自身も同日の500万下を上回る時計で走っており、未勝利ならスピード上位。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

エイコーンキッド(10着)

 「出して行ったら一気に行ってしまいそうだったので、道中はなだめながら進めました。馬格がありますしパワータイプなのかと思っていたのですが、実際の走りは意外と軽く、今日のようなダートだと上手くはまらなかった感じです。跨がった感じは悪くなかったですし、もっとやれてもいいはず。なかなか脚元が固まってきていないようですが、トライできるならば芝を試す価値はあると思います」(石橋脩騎手・キャロットクラブ公式HP)


 「負傷した田中勝春ジョッキーが日曜のレースならば乗れる可能性があるということで乗り代わりの騎手を確保したのはギリギリになってしまったのですが、何とか石橋騎手を押さえることができました。検量室前で鞍を置き換えている際中もずっとこの馬の特性を伝えていましたし、レースでは上手くなだめながら乗ってくれたと思います。気性面は基本的に真面目な馬なのですが、前走後も話に出ていたように、競馬を使って少し気持ちがカーッとなる部分があったようです。前半から放して行けばもっと楽に前に行けるでしょうが、そうなると後半はバタバタになってしまいますからね。ジョッキーが言っていたように芝の走りはいいのかもしれませんが、どうしても脚元との兼ね合いになってしまいますし、普段の調教から少しでも負荷がかからないように取り組んでいます。とは言っても、このままダートの同じ条件を使っていても短期間に変わり身を求めるのは厳しい現状。実際は権利がないので出られそうな他の番組も見ていく必要はありますが、可能性がある限り少しでも挑戦したいと思いますし、気持ちの面を考えても新潟の直線1000mでセーブせずに行かせたほうが可能性はあるかもしれません。体質を考えてもその後の反動は心配ですが、限られた期間の中で結果を出さなければいけませんし、何とか先々につながる走りを引き出したいものです」(勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

 「先週は申し訳ありませんでした。朝のレースで怪我の具合が悪かったのだから仕方ないのでしょうが、ジョッキーサイドからキャンセルの連絡があったがエイコーンのパドックを曳いているとき。いろいろ当たろうとしても時間がなさすぎました。石橋ジョッキーは限られた中で乗ってくれましたので、ちょっと引っ張って消耗してしまう内容でしたがそれも致し方ないと思います。それ以前に、バタバタと鞍を置き換えたりしてレース前の大事な時間にストレスをかけてしまう格好になったことから、馬が力んでしまったのが終いの伸びを欠いた原因のひとつでもあったと思います。また、ここ最近かなり暑い気候が続いていて馬場は水気の少ない本当にパッサパサの状態でした。深い砂浜を走らされて空回りするような感じで、進もうという気持ちがあってもなかなか加速できなかったのでしょう。ダートがまったくダメということはありませんが、非力さがある現状を考えると、あの馬場ならばリスクはあるけれど一発勝負で芝を選ぶほうがいいのかもしれません。」(レース翌週・勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

エイコーンキッド

 「非力な面があるのとジョッキーの進言があったのでこの条件を使います。変わり身を期待。」(勢司和浩調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 エイコーンキッドですが、穴党の多いデイリー馬三郎誌でも完全に無印と”どうしようもない馬”扱いです。確かに、脚元の不安などもあり、追い切りもろくに出来ず、レース内容もイマイチですからね。

 今回芝替わりで活路を見出したいところですが、こればかりは走ってみないとわかりません。


 ただ、前走は本当に直前の急な乗り替わり。そしてようやく3戦目とレースにも少しずつ慣れが見込め、同じく2走までは凡走も3走目で掲示板を確保した愛馬バノックバーンもそうだったように、前進を期待します。

 これまでの2戦は大敗でしたが、ところどころ非凡な才能も見え、しっかりと走れば上のクラスでもやれる馬だと思っています。


 常識的には15番人気12着程度でしょうが、1つでも上の着と、いいところが見たいですね。

 最悪今回掲示板を逃したとしても、スーパー未勝利戦でもう1度走れます。今週芝のレースに出走できたことは本当に大きな意味を持ちます。結果はともかく、芝のレースも見ることができますし、出走できて本当に良かったです。

これ以降は9月7日に作成

●レース 

 エイコーンキッドのスタートはまずまずですが、二の脚が遅く(そりゃ、レース慣れしていないですし、初芝ですし)一気に最後方まで下がります。短距離戦でこれではどうしようもないですね。

 途中1頭交わして16番手を追走。とはいえ15番手に馬からは3馬身ほど離されています。

 直線では大外に持ち出しバテずに伸びますが垂れてきた馬を交わす程度で8着入線。ダートよりははるかに良い内容だったと思います。これが2歳の秋ならかなり期待するのですが、現状未勝利クラスの芝のレースは残り数が少なく出走できない可能性が濃厚です。

●時計の評価

 今回のエイコーンキッドの走破時計1分09秒7良馬場は、新潟芝1200mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが  ですから、1分10秒0良馬場ですから、そんなに悪い時計ではありません。実際勝ち馬からも0.4秒しか離されていません。

 私は前走の石橋脩騎手がおっしゃっていたようにエイコーンキッドは非力なので芝の方がいいと思います。とはいえ、スーパー未勝利戦4週のうち、芝のレースは前2週だけですし、出走間隔から言っても出られないでしょうね。ましてや短距離のレースはないですし。

 うーん、上手く行かないものです。

●レース後の騎手・調教師のコメント

エイコーンキッド(8着)

 「スタート直後に2回も挟まれてしまって後方からになってしまいました。もっとハミを噛んでいくと思っていたのですが、全然取ってくれずに追走に苦労しました。それでも直線ではまずまず伸びてくれたけど、この条件で勝ち負けするにはスピードが足りない印象なので、ダートの方がいいかもしれません」(村田一誠騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「前回乗ってくれたジョッキーの進言もあって芝を使ってみましたが、前半の不利などもあって位置取りが悪くなってしまいましたね。それでも気持ちを切らさずに直線ではこの馬なりに伸びてくれたと思います。限定未勝利戦へ出走することは可能ですが、芝のレースへ使った分、体へのダメージも大きいのでレース後の状態を慎重に見なければならないと思います。この1戦だけで芝がダメとは言いたくないのですが、優先出走権が取れなかったので次はダート戦に戻すことになるでしょう」(勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 今回のエイコーンキッドの賞金は、出走奨励金が480万円の5パーセントで240000円。出走手当が357000円ですから、597000円。1口ですと1300円程度になるでしょう。

●今後の展望

 もどかしい競馬が続きますが、やはりそこそこの能力はある馬だと思います。脚元が不安でほとんどまともに追い切られていないにもかかわらずそれなりの競馬をしてくれました。

 しっかりと目一杯に追って仕上げることができる状態なら、勝ち負けに絡めたと思います。

 ただ、脚元の状態は相変わらずですし、時期が時期だけにレースに出ることすら難しく、次走はダート戦ということになれば過去の大敗ぶりからはとても優勝は考えづらく、大敗して引退となる可能性が濃厚です。

●最後に

 値段の割にいい馬だったと思いますし、順調なら少なくとも未勝利クラスは勝っていたと思いますが、いつまでも治らない脚部不安が最後まで尾を引きました。

 残念で仕方ありませんが、あと一戦、或いは脚元の状態により一戦できずに引退を決断されてもおかしくない状態です。

 しかし、最後まで諦めませんし、個人的には再ファンドして欲しいと思える馬です。脚元さえパンとすれば・・・。

 とにかく成り行きを見守りたいと思います。

 最後まで頑張れ!!エイコーンキッド!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年8月18日立ち上げ 24日、26日、28日、9月1日、3日、7日加筆
エイコーンキッドの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 8月 7日 第2戦 3歳未勝利 新潟ダ1200m (10着/6番人気)

2011年 7月 3日 デビュー戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (10着/6番人気)

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